症例

発熱と咳。細菌?ウイルス?

────────────────────5歳女児。持続する38℃台の発熱、湿性咳嗽あり。────────────────────検査結果は、白血球 10000/μL以上好中球 70%以上赤血球 400万/μL血小板 32万/μLIgM 33...
症例

発熱と痙攣の裏で進行していたもの 第4章 顕微鏡から見えた重症感染と多臓器不全

第1章ではショック、第2章ではDIC、第3章では血液ガスからARDSを考えました。そして、この症例で最後の決め手となったのが血液塗抹標本でした。ーー血液塗抹を鏡検していると、酵母様真菌を認めました。本来、末梢血は無菌です。健康な人の血液中に...
症例

発熱と痙攣の裏で進行していたもの 第3章 血液ガスから見えた敗血症の進行

前回は、敗血症ショックからDICへ進行する病態について考えました。今回は、翌日に採血された血液ガスから、この患者さんの体内で何が起きていたのかを読み解いていきます。ーー🩸血液ガス酸素4L/分投与下pH 7.46PaCO₂ 20.6 mmHg...
症例

発熱と痙攣の裏で進行していたもの 第2章 血小板低下とDダイマー上昇が教えてくれたこと

前回は、発熱と痙攣で来院した患者さんが、ショック状態に陥っていたことを振り返りました。今回は、その後の検査で見えてきた凝固異常についてです。────────────────────フィブリノゲン 170mg/dLDダイマー 50μg/mL以...
症例

発熱と痙攣の裏で進行していたもの 第一章 発熱と痙攣、その裏にあったショック

────────────────────高齢女性。発熱と痙攣を主訴に受診。────────────────────既往に、抗リン脂質抗体症候群(APS)を含む複数の自己免疫疾患を抱えている患者さんでした。受診時のバイタルは、・意識障害・体温...
症例

検査値から見えてきた生活背景 ―飲酒習慣、脂肪肝、そして検査値のつながり―

────────────────────高齢女性。右下腹部痛を主訴に来院。────────────────────採血結果総ビリルビン 2.7 mg/dL直接ビリルビン 0.7 mg/dLAST 80 U/LALT 49 U/LγGT 30...
症例

血小板5万。骨髄は頑張っているのだろうか

────────────────────高齢代男性。尿路感染疑いで外来受診。────────────────────血算結果PLT 5.0万/μLヒストグラムは少しギザギザしていました。ーー最初に目に入ったのは、血小板5万/μLという結果で...
症例

タール便なのに、ヘモグロビンが高い

────────────────────高齢男性。食欲不振、下痢、タール便を主訴に救急外来受診。────────────────────検査データWBC 11,000/μL(好中球88%)CRP 12 mg/dLHb 17.0 g/dLHt...
症例

ひとつの数値に囚われない

──────────────────高齢女性。半身麻痺を主訴に救急外来を受診。既往 : 心房細動──────────────────麻痺。そして心房細動。まず思い浮かんだのは、心原性脳梗塞でした。ーー検査データPT 15秒PT-INR 1....
症例

凝固異常から始まった症例

──────────────────高齢男性。半身麻痺と呂律不良で救急搬送。既往に脳梗塞あり。──────────────────主訴を聞いた瞬間、まず思い浮かんだのは再発の脳梗塞でした。麻痺。呂律不良。そして脳梗塞の既往。「また脳梗塞かも...