2026-05

症例

凝固異常から始まった症例

──────────────────80歳代男性。右半身麻痺と呂律不良で救急搬送。既往に脳梗塞あり。──────────────────主訴を聞いた瞬間、まず思い浮かんだのは再発の脳梗塞でした。麻痺。呂律不良。そして脳梗塞の既往。「また脳梗...
症例

発熱がないのに、嫌な予感がした朝

──────────────────70歳代男性。大腸癌術後。──────────────────早朝、突然のシバリング。しかし体温は平熱でした。「熱がないなら、様子見なのかな?」一瞬、そう思いかけました。しかし採血結果を見て、違和感は確信...
症例

手術のあと、ALPとγGTが下がった話 ──「下がる検査値」って、どう読む?

いつも通り採血結果を眺めていたときのことです。術後の患者さんのデータを見て、私は思わずメモを残しました。理由はシンプルで、“下がっていたもの”が意外だったからです。──────────────────70歳代女性。大腸癌による絞扼性イレウス...
症例

派手な検査値の向こうに、静かな脳出血があった

検体を見て、まず目に入ったのは糖尿病の検査値でした。__________________血糖値:360 mg/dL尿糖:4+HbA1c:10.0 %__________________「ずいぶん高いな」「何か月も高血糖が続いている状態だ」正...