2026-04

症例

尿の色から、病態につながった話

尿検体を見て、ふと手が止まりました。やけに黄色い。しかも、少し蛍光っぽい。普段の尿とは明らかに違う印象でした。「何か薬剤の影響かな」そう思い、カルテを開きました。ーー服薬歴を確認すると、アドナ内服中と記載がありました。なるほど、尿の色はこれ...
症例

Naは正常。それでも脱水だった

──────────────────60歳代女性。心窩部痛を主訴に、救急外来を受診。──────────────────検査をしていて、いくつか気になる数値がありました。・ヘモグロビン:16.0 g/dL(血液ガスでも Hb:15.9 g/...
症例

Dダイマーパニック値!  ── 血栓だけを疑って、思考を止めないために

救急外来からの検体を確認していると、ときどき一瞬、手が止まるような数値に出会います。Dダイマー 100以上 μg/mL(FEU)。この値を見て、「どこかに血栓があるのでは?」と考えるのは、ごく自然な反応だと思います。私自身も、最初はそう思い...
症例

アルカローシスを読み解く ── pHだけでは読み取れなかったこと

__________________pH 7.50。__________________血液ガスを見た瞬間、最初に目に入ったのは pH 7.50。アルカレミア。一見すると、「大きな問題はなさそう」と感じてしまう値でした。でもこの血ガス、順番...
症例

貧血で紹介された症例から見えた全身の変化

__________________高齢男性。他院で貧血を指摘され、当院を受診。既往:うつ病__________________まず、検査データを確認しました。【検査結果】WBC 11,000 /µLCRP 8.0 mg/dLPCT 0.6...
症例

発熱の裏で、ナトリウムが下がっていた話

__________________高齢男性。発熱し、感染の疑いで来院。__________________採血データを確認し、ひとつひとつ数値を追っていく中で、ふと手が止まりました。Na 132 mEq/L。発熱があるのに、ナトリウムが低...
症例

インフルエンザで血小板が半分になった理由

__________________高齢男性。発熱で受診し、インフルエンザA陽性。__________________高齢者のインフルエンザは珍しくありません。ただ、血算を確認したとき、少し違和感がありました。血小板が前回より明らかに低下し...